モンセラット
バルセロナの内陸側約60kmに聳え立つこの岩山は、カタルーニャの象徴的存在であり、地元の人々は生涯に一度はこの聖地を訪れると言われています。ガウディをはじめ、その壮大な姿に影響を受けた芸術家は数知れません。“モンセラット” (「のこぎり山」の意)の名の通りユニークな地形を持つこの岩山は、現在でも国内外を問わず多くの芸術家のインスピレーションを刺激し続けています。ドイツの巨匠リチャード・ワーグナーは、幾度となく当地を訪れており、オペラ“パルシファル”ではその姿が舞台に登場します。その他、少年合唱団と音楽学校でその名を知られるモンセラット修道院には、“La Monereta”(ラ・モネレタ)と呼ばれる黒い聖母像が祀られており、カタルーニャの人々にとって大変重要な崇拝対象です。

モンセラット
モンセラット修道院は、フランコ政権時代におけるカタルーニャ文化保護運動の拠点として知られています。反カタルーニャ文化を掲げたフランコに公然と反抗したモンセラットの僧侶たちは、スペイン内戦後もカタロニア語で結婚式や洗礼式を行い続けました。また、1975年フランコ死去に到るまで、モンセラット修道院はカタルーニャ民族主義者たちの隠れ家でした。

モンセラット
バルセロナからの交通手段としては、車、列車(例:プラサ・デ・エスパーニャ駅から9:11amより2時間毎)もしくはバスがあります。山頂への移動は、素晴らしい景色を楽しめるロープウェーがご利用できます。
